いろいろな花粉の観察

単元

植物の発芽,成長,結実

目標

花粉の形や大きさの特徴を捉えることができ、花粉が運ばれて受粉するしくみを考えることが出来る。

準備:

材料名補足数量
いろいろな花
簡易プレパラート台 工作用紙
セロハンテープ
顕微鏡 ハンディ顕微鏡(レイメイ藤井)など

観察・実験:

題目内容画像所要時間
1.事前準備 (観察に時間を取りたい場合は、プレパラートを事前に作製しておくと良い。) 工作用紙を2×5㎝に切り、中心にパンチで穴をあけ、簡易プレパラート台紙を作製する。 授業前
2.【問題】 「花粉を観察して、役割について考えよう」
3.【準備①】プレパラート作製 簡易プレパラートの穴をふさぐようにセロハンテープを貼る。
(※穴の部分に指紋がつかないように注意する)
4.【準備②】プレパラート作製 おしべにセロテープの粘着面を押し付けて、花粉をつける
※おしべの先のかたい葯(やく)に花粉が包まれている場合はつまようじの先などでつぶして花粉を出す(オシロイバナ・ヒガンバナなど)
5.【準備③】プレパラート作製 花粉がついた面の上にもセロハンテープを貼り、(わかれば)花の名前を書いておく ここまで15分
6.【観察】 顕微鏡でプレパラートを観察しよう。
※ハンディ顕微鏡(60-120倍)で観察可能。黒い背景にすると見やすい。
※黒い背景や顕微鏡の使い方を記した「ハンディ顕微鏡用下敷」を両面印刷してお使いください。(A4用紙に両面印刷すると、1枚で下敷4枚分を作れます)
20分
7.【考察】 いろいろな花の花粉の観察から、どんなことが考えられるだろう
8.【まとめ】 「花粉はいろいろな形や大きさがある」
花粉の運ばれかた(虫媒花・風媒花)に関係があるのではないか?
10分

豆知識:

  • 受粉の方法によって風媒花、水媒花、動物媒花などに分類できる。花粉は受粉方法に適した形状をしている。
  • 風媒花:やや小さめ、ほぼ球形、粘着性・突起・凹凸なし、数が多い (例)スギ花粉
  • 動物媒花(虫媒花、鳥媒花):大きさ・形は様々、粘着性・突起・凹凸があることが多い、風媒花に比べ数は少ない。
  • ヒルガオ科(アサガオ)、アオイ科(ムクゲ)、ユリ科(ヒガンバナ)などは花粉が大きく観察しやすい。

資料:

実験レポ

簡単に説明をしただけで、後は子どもたちで考えながら使っていました。実際に自分でプレパラートを作り、観察することで、けんび鏡の使い方や新しい発...もっと見る

匿名さん 岡山県 教職員

特に難しいところはありませんでした。時間が短縮できて良かったです。

匿名さん 岡山県 教職員
さまざまな顕微鏡を用いた花粉の観察

本サイトで紹介されているタブレット顕微鏡、レーウェンフック顕微鏡、ハンディ顕微鏡、さらには実体顕微鏡や光学顕微鏡を用いて様々な植物の花粉を観...もっと見る

MKさん 海外 教職員
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